ピーちゃんのリンパ腫がわかって、昨日で丸2年が経過しました。
2005年1月22日、この日の事は、たぶん一生忘れないと思う。。。
この日もピーちゃんは元気でした。いつものように、朝起きると顔をペロペロしてくれて、いつものように、朝ごはんを催促して、いつものようにムシャムシャ食べて。
健康そのものでした。そう思っていました。病院で受診するまでは。
一見元気そうなピースケを受診させた理由は、その1ヶ月くらい前からあった、顎下リンパ節のしこりが気になったからです。
最初にグリグリを発見したのは夫で、その時は「これって何だ?」「前からこんなのあったっけ?」という程度で、それが重大な病気のサインだとは、全く気付かないまま約1ヶ月も放置していたのです。本当になんてバカな飼い主・・・。
それでも、しこりのことがずっと心のどこかに引っかかっていて、病院で診て貰う事にしたのです。「診てもらって何でもなかったら安心できるから」と。
獣医師の口から、リンパ腫という言葉が出た時には、とても信じられなくて、ショックというより、何が何だかわからなくて・・・・呆然としたまま先生の説明を聞きました。
私達は顎下リンパ節の腫れにしか気付いていませんでしたが、この時既に全身のリンパ節が腫れていたそうです。
確定診断が出たのは、2日後の1/24なのだけど、血液検査、細胞針検査、全身所見などからみて、この日の段階で「ほぼリンパ腫に間違いないだろう」と聞かされました。
ピースケの場合、典型的な多中心型でのリンパ腫の発病でした。
1ヶ月近く前からしこりがあったと告げると、「今頃死んでいてもおかしくなかった」とまで言われました。
私はこの日、午後から仕事に出なくてはならず、涙を堪えて出勤。夫はパチンコ屋へ出かけていきました。こんな時に信じられない!って怒ったけど、彼は彼なりに何かして気を紛らわさずにはいられなかったのかもしれません。
職場では、つい数時間前に、ピースケが癌宣告された事実など同僚達は知るはずもなく、平静を装ってみんなと接するのが本当に辛かった・・。
その日の仕事の内容はほとんど覚えていません。感情を押し殺しているだけで精一杯でした。よくミスしなかったと思います。
その反動で、仕事が終わって車に乗った途端、一気に涙が溢れ出して止まらなくなり、号泣しながら運転して帰りました。今思うとナント危険な(^_^;)
帰宅すると、いつもと変わらず、元気なピーちゃんがいて、何でこんなに元気なこの子が・・・と、また泣いて・・・。
あれから2年。ピースケは今も元気です。2年前のあの日の事を思うと、夢のような現実です。
どこまで寛解を維持できるかわからないけど、かけがえのない日々を1日たりとも無駄にしたくない。ごはん食べて、遊んで、寝て。。。そんな『平凡』という名の幸せをしっかりと噛み締めながら、毎日を大切に生きていこうと思います。ピーちゃんと一緒に。
最近のコメント