聞き分け上手
食いしん坊のピースケは、食べ物の気配には敏感だ。
冷蔵庫を開けて、アイスクリームを取り出せば、さっきまで寝ていたとしても、いつの間にかすぐ傍でシッポを振っている。
寝ているピースケに気付かれまいと、こっそり冷蔵庫を開けて、ソ~っとアイスを出しても、わずかな、カサッという音を聞き逃さない。
不思議なのは、ピースケの反応の仕方。
同じように、袋に触れる音がしても、お菓子のカサッには敏感なのに、海苔のカサッには無反応。
冷蔵庫を開けて何かを出しても、アイスやチーズの時には飛び起きるのに、それが青汁だったらネンネしたまま。
つまり、ピースケは、自分が食べたい物とそうでない物を、聞き分けているのだ。それとも、飼い主がこっそり食べようとしているのを、動物的直感で鋭く見抜いているのか。
昨夜も小腹を空かせたピーパパが、夜食を求めて冷蔵庫を開けてガサガサしていると、急いでコタツから出てきたピースケ。
ボクに内緒で食べようったって、そうはさせないじょ!
こんな抜け目のないピースケだが、時には飼い主の夜食に気付かず、熟睡していることもある。
ピースケにバレないようにコソコソしているのに、いざ気付かれないと、それはそれで寂しい気がするのも、また事実である。
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