ピーちゃんが抗がん剤を切って、今日で1年です。この機会に、治療経過について記録していたものをブログにUPしておこうと思います。
発病から寛解に至るまでの経過を、当時の心境なども交えながら、日記形式で綴ったものです。
注)とてつもなく長いです。興味のない方は流し読みしてね。
2005年1月22日
ピースケの顎下リンパ節の腫れが気になり病院へ。思っていたより深刻そう。リンパ液の採取と血液検査をする。全身状態は非常に良いが、白血球が3万以上あり、リンパも若いリンパと成熟したリンパがバランスよく存在しないといけないのに、ピースケの場合、圧倒的に若いリンパが多く、明らかに普通ではないと言われた。アトピー性皮膚炎などがあれば慢性的にリンパ節が腫れる事があるというが、ピーちゃんにアトピーなんてない・・・。考えられる事は腫瘍だという。その可能性が非常に高いとの事。治療するなら、抗がん剤投与を暫く続ける事になる。先生が山大のリンパ腫専門の先生に相談してくれる事のなった。
1月24日
午前9時過ぎ、N先生より連絡あり。やはり間違いなくリンパ腫だと言われてしまった。今は元気にしているが、このまま何もせず放っておけば、あと1~2ヶ月の命という。
午後病院へ。N先生から治療計画について聞く。最初の6週間は毎週、その後隔週で半年間抗がん剤投与を行うようになる。
血液検査をしてから、オンコビン(ビンクリスチン)という抗がん剤を投与。ブレドニゾロンが4日分処方される。帰宅後、普通に食事したが、夜吐いてしまった。元気もない。
1月25日
朝から元気がない。何も食べようとしない。
午後3時L-アスパラギナーゼ投与。昨夜から食欲、元気がない事を告げる。発熱が原因だった。飲み薬をもらう。夜もほとんど食べない。薬を飲ませるのがやっと。
1月26日
朝からグッタリしている。食欲なし。この3日間で随分やせてしまった・・・。
1月27日
朝3回下痢をした。3回目は少し血が混ざっていた。ほとんど寝てばかりだったが、夜10時過ぎに突然起きて、お腹がすいたとものすごいアピール!ささみをすごい勢いで食べてくれた。嬉しくて涙が出る。久しぶりに「ワン!」というこえが聞けた!
2月1日
2回目(2週目)の抗がん剤。エンドキサン(シクロフォスファミド)投与。血液検査は問題なし。今回の薬は副作用で膀胱炎になることがあるらしい。予防のため最後にお尻に利尿剤を注射された。
2月8日
アドリアマイシン(ドキソルビシン)投与。
アナフィラキシーショックの副作用が出ないよう、抗ヒスタミン剤を打ってから。この薬は心毒性があるため、6回までしか使えないと説明を受ける。点滴の間中ピーちゃんはお利口さんにオスワリしていた。大量の生理食塩水も投与したので、帰ってから大量のおしっこをした。
2月15日
オンコビン投与。血液検査は良好。血管からプラスチックの管を通して投与するのだが、もしも漏れるようなことがあると皮膚が腐るので絶対に漏れないように管を通すのだそう。いっぱい出血したけど頑張りました。
2月22日
エンドキサン投与。血液を採取する時、いつもお利口さんに頑張るので看護師さんに「犬って痛くないの?」と聞いたら、「痛いけど我慢してるんだと思います」だって。ピーちゃん、ホントに偉いね(涙)
3月1日
アドリアマイシン投与
3月15日
オンコビン投与
3月16日
元気がない。食欲もいつもと比べるとないような・・・ ピースケにはオンコビンが一番きついみたい。
3月31日
エンドキサン投与。採血の時失敗して多めに出血した。
4月12日
オンコビン投与。狂犬病の予防接種は受けなくてよいとのこと。証明書をもらった。
4月19日
夕方まですごく元気だったのに、夜ごはんを食べている時様子がおかしい事に気付いた。背伸びのような格好を頻繁にする。食欲はあるが、背伸びのポーズをした後元気がなくなる。何なの?
4月20日
やはり朝から元気がない。ささみをほぐしたものをあげると、何となく食べた。背伸びのポーズも相変わらず5~10分おきにする。
病院で検査する。白血球と血小板が減少していた。変なポーズに関しては、お腹が痛いのでは?という診立てで、抗生剤をもらって帰る。夜も元気なし。
4月26日
先週からずっとおかしかったピーちゃんの様子も昨日の夜から急に元気になった。
5月10日
オンコビン投与
5月24日
前日の昼に嘔吐した。
エンドキサン投与。下腹部のふくらみが気になっていたので、先生に病的なものではないか聞いてみたら、脂肪だって・・。はは。フィラリアの薬をもらう。
6月7日
オンコビン投与
6月9日
朝から元気、食欲がない。心配・・・
夜はいつも通り食べた。よかった。
6月21日
エンドキサン投与
7月5日
オンコビンの予定だったが、白血球、特に好中球が減少していて延期になる。
7月12日
血液戻っていた。オンコビン投与。
7月26日
今日抗がん剤を投与すれば一旦治療は終了する。血液検査の結果は良好で無事に注射できた。シタラビンという神経系統に有効な抗がん剤を投与。
ピーちゃん、半年間本当によく頑張ったね。先生も褒めてくれた。
どうか、再発しませんように。
夜、吐いてしまった。でも、食欲あり。大丈夫よね!あすから元気いっぱいのピーちゃんでいてね。ずっと、ずっとね!
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この4週間後に再発します。
続きはまた改めて。
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